醒めないマジック

仰木彬と聞いてもよく分かんないという人の方が多いと思います。
俺も正直、あまり詳しくありません。
でも阪神大震災あたり、イチローが活躍してたあたりの
オリックスファンにとっては神にも等しい存在だと聞きます。
俺のイメージでは優しさと情熱と厳しさがある人物だと思っています。
なにより野球に対する思い、勝利への強い意志はどの球団の監督よりも勝っていた。
野球が好きだからこそ色々思いつくのだろうし、それがときにマジックに見えた。
あの緻密な継投を肺ガンをおしてやってたかと思うと涙が出ます。
本当に今年で限界だったのでしょう。ギリギリだったんでしょう。
体力の限界まで野球を愛し、チームをまとめた監督に最大限の賛辞を送りたいです。


俺は元々は近鉄ファンで、オリックスを応援するかどうかは迷いました。
オリックスは嫌いじゃなかったですけどね。でも雰囲気はやっぱり違うし。
でもいざ始まってみると思ってたよりまとまってた。
それは合併球団ではなく、新オリックスとでも言うものでした。
まぁバファローズと言いたいところですけど、やっぱりオリックス
慰め程度にバファローズって名前を残さなくてもいいです。


・・・うん、なんかね、楽しそうに野球をしてたんだよ。
そこには近鉄のカラーが見えた。俺は安心したよ。
あぁ、仰木さんなら大丈夫だって思った。
それからかな、オリックスをちょっと応援し出したのは。
今も違和感は消えないけど、それは仕方ない。
仰木さんだからこそ今のオリックスがある。
このチームをまとめられるのは仰木さんしかいなかったと思う。
1年だけだったけど、与えた影響はそれ以上。
お疲れ様でした。俺はずっと野球好きのままでいます。