親の言うことは素直に聞いておけ。

人に優しくって言うけどさ、なかなか難しいもんだよね。
俺も小さいころは親にしょっちゅう言われてた。
まぁ悪ガキでさぁ、周りに迷惑かけてたんだと思う。今思えばだけど。
なんかある度に「お前は人の心が分からない、分かろうとしない」って叱られた。
確かにそうだったんだよなぁ。まず自分のこと最優先だった。
今思えばなんであんなに尖ってたのか理解不能です。実に恥ずかしい。
おかげさまで今は多少は人に優しくなれたと思います。


んで、なんで人に優しくしないといけないのか。これについて考えてみた。
それは人から拒絶されたくないから。それがとても怖いことだから。
「お前、あっち行けよ、こっち来るな。」ってすごく怖い言葉だよね。
こう言われないために、人に優しくしなければならない。そう俺は解釈しました。
人に優しければ、他人の気持ちを思いやる心があれば、拒絶する言葉は使わない。
それがとても怖い言葉だと分かるから。
自分が言われて嫌なことは他人にも言わない。これが基本だったんだなぁ。


拒絶すれば何も生まれない。そこから関係が深まることはない。
だけど人との関わりが社会。そのなかで生きていくには他人を受け入れるしかない。
だから人に優しく、人の気持ちを考えて、そして受け入れなきゃいけない。
そうしないと生きていけないから。


まったく、こういう風に言ってくれれば俺も納得できただろうに。
「人の心なんて分かってたまるか。分からないからこそ他人なんだろ」
っていう捻くれた考え方しなくてよかったのに。
確かにこれは真実でしょうけど、親が意図する捉え方と違うんだよね。
分かろうとする努力が必要で、全て分かる必要はない。
全て分かるならそれは他人であって他人じゃないものだから。


何が言いたいかと言うとね、リスクも含めて説明しないと納得できないってこと。
「人に優しく」しないとどういうリスクがあるのか。
これを分かりやすく説明すれば小さい子でも納得できるんだよ。


人に優しくするのは他人のためでもあるが、自分のためである。


正しく「情けは人のためならず」。
俺は今気づいたんですけどね(笑
これからは人に優しい俺でいたいと思います。
親に感謝。そして理解力のない俺を反省して今日を終ろうと思います。